君は目標を失ったことがあるか。

最近、日々考えていることがあって、結論が出ないまま迷宮入りしてしまっていて、で、迷路を抜け出してから何かを書こうと思っていたものの、しかし抜け出せる気配が全くないのでいろんなことをつらつらと書いてみました。


目標を失った人間というのは恐ろしいもので、何を糧に毎日生活すべきなのかが分からなくなってくるんですよ。

いきなり何を、というかんじではあるのですが、端的に言えば僕は今目標を失っているのです。僕の人生を通じて何をすべきかということについて、ね。今までもこのような喪失感を感じたことはなくもなかったのですが、今回は割と強烈で、しょーじきどーすりゃいいんでしょー、と思ってます。さらに言えば今までの喪失感は達成感のうらっかえしとして出てくるか、もしくは達成したことへの物凄い疲労からくるものだったのですが、別に今回は何も達成しておらず、むしろ達成すべきものがない現状がいったいなんなんだろう、というところ。

今までの人生で他に思い当たる無気力になったときは、恐らく大学2年のとき。半年程力を注いで、もしかしたら僕の今までの人生で全力投球をしたのはあのとき(と就活)くらいしかないのかもしれないくらい、力を入れていたイベントが終わった直後のこと。当時は僕としてはあくまでやりたかったからただひたすらに打ち込んでいただけであって、特に無理をしていたという記憶は特にない。(でも今もう一度あれをやれと言われたら絶対出来ない。どこからあんな情熱が湧いていたのか不思議でしょうがない。)の、はずが、終わった後、気づけばとんでもなく力がなくなっていて、しかも弱っていた矢先に、色々と面倒ごとに巻き込まれたが故に精神的に甚大なダメージをくらいました。今思えば主役の一人であるはずの打ち上げに出席する気が起きずに遅刻して出席したくらいなので、相当だったんでしょうね。(今でも覚えてる、あのときの足取りの重さ。)
で、一度復活しかけたんだけど、年明けくらいにさらに強いインパクトが僕を待っておりまして、またも鬱期間になる、かと思いきや、ちょうどそのときは新しい目標(というかプロジェクト)が始まりかけのころだったので、巧くそちらに逃げることができました。
その次は就職活動後かなぁ。なんだか力が抜けたのを覚えています。そういえばあの後もコンボでとんでもない攻撃が四方八方から飛んできたような、、、

閑話休題

今回は何より、僕は人生の岐路に立っている気がしてしょうがないのです。それは「人生を諦めるか否か」という究極の選択。それは生きるべきか死ぬべきか、というシェイクスピアの問いとは全く異質のもので、生きるのを前提とした上でどう生きるか、という問題。つまり目標のない人生を送ってもよいか否かという「岐路」です。
僕は昔から「仕事=好きなことが一番幸せ」と教えられて生きてきたが故に、「仕事が充実し、楽しいのが正義」という価値観が染み付いており、よくいる「仕事はほどほど、私生活に全力投球。」という人たちをいつのまにか蔑んだ目で見ていたことも事実です。ああはならない、17時に帰る仕事なんて、僕はそんなことじゃなくて夢、そして志(すなわち目標)の実現をするんだ、と、ずっと根拠の無い自信の元、人生を歩んできました。

ふと気づけば僕の描き続けてきた夢も、志も遠いところにいってしまいました。冷静に考えてみて、どう考えてみてもその距離を縮めることは運の力を借りる以外、なさそうなのです。僕は就職する前は気楽に「いつか必ずチャンスが訪れる」と思ってました。ただ、考えてみれば当たり前のことではあるのですが、チャンスは自分の力で創出しなければならない、しかし僕にはそのときも、今も、これからもその力を手に入れることはできません。あらゆる状況を考慮に入れて考えに考え抜いた末の結論なので現状の結論としては恐らく間違いのないものだと思っています。就職活動に後悔は全くしていません。なぜならあそこでどれだけがんばったとしてもやはり、同じ結果になったであろうことは目に見えているから、です。

今までどんなに辛いこともやりたいことの実現を糧にがんばってきました。大学2年のときだって楽しいことばかりではなかったですが、当時は何としてでも実現させたい夢がありました。そしてささやかな志を抱いて毎日を送っていました。だからこその当時の情熱だったのかもしれません。しかし、目標を失った途端、夢に志しに近づけないと判明した瞬間、「どうしてこんなに楽しくないことをこんなに続けなきゃいけないんだろう。」と。その先に何もない、むしろ延々と同じ道しか続かないことに気づいてしまったのです。

そしたら、なんだか毎日がばかばしくなってきて、仕事が多すぎるのも相まって腹立たしくもなってきちゃって。

ついでに連鎖的に気力まで消え失せたんですよ。もはや今何をする気も起きない。


故に、迷宮から出られない、わけです。どうしたものやら。