オペラ座の怪人を見る。

なんだか毎日映画評を載せることになりそうな気がしなくもなくなってきた最近。

よくわからないけどヒットしたオペラ座
個人的にはこの映画はアンドリュー・ロイド・ウェーバーのオナニー映画だと思ってます。
主役はファントムでもクリスティーヌでもラウルでもなくアンドリュー・ロイド・ウェーバー

ミュージカルだからあたりまえっちゃーあたりまえなんですが、歌だらけ。
歌は歌がないシーンがあってこそ歌が映える、ちょっと逆説的ですけどそういう対比ってのがそのものの魅力を数倍高めることになる。
例えばそれはおとぎ話においては善の相手役として絶対悪がいるようなもの。
オペラ座ではほとんどが歌なのでほんとに2時間超のPVを見ているようなかんじ。
しかもここぞとばかりにアンドリュー・ロイド・ウェーバーが普段オーケストラピットの中では実現し得ない大編成のオケをフルスロットルで鳴らし続けるので、音の洪水に悩まされ続ける2時間でもある。
音なんかも対比が重要で静かな部分があるからこそうるさい部分が効果的になったりするわけで、そのへん映画音楽作曲家の故ジェリーゴールドスミスはうまくやってたわけですが、どうも・・・ね。

ただこれだけ音を鳴らし続けたおかげか元のメロディーがいいからかどうかはわかりませんが、見た後はあのメロディーに数日間とり憑かれることになりました。
なんだかんだ言って、オペラ座の怪人のテーマは麻薬的な魅力があると思った。

とにかくアンドリュー・ロイド・ウェーバーの世界にひたすら浸りたい人はオススメ。
歌なんて死んでしまえ!!という人は見ないほうがよさげ。

個人的には同じミュージカルで比べるなら(乱暴だけど)、シカゴのほうが好み。
躍動的だし、メリハリがあっちの方があるから。


こんなこと書いてたらまたあのメロディーが離れなくなった。
あー聞きたい!!!