東京ディズニーランド「Disney's Halloween」

・ディズニーハロウィーンパレード

行ってきましたTDL。実はハロウィーン時期に行くのは初めて。昔はこの時期に行ってたこともあったんですけど、そのころはまだハロウィーンのイベントなんかなかった。つーことで初体験。

装飾とかいろいろすごかったわけで、女の子とはいちいちきゃきゃー言ってたわけですが、別に興味ないので俺だけ華麗にスルー。俺が興味あるのはエンターテイメントだけだ。

と、いうことで見たハロウィーンパレードの2005版。

ってかもともとハロウィーンっていうのはクリスマスと同じで基本的に同じものをマイナーチェンジを繰り返してやっていってるものなので、ノリ的なものはわかってました。あ、いやこれは批判ではなくて、定番化による安心感ってヤツを演出しているということだと思うので、いいと思います。“お約束の展開”って言ってハリウッドムービーを批判する輩が多いですがそいつらはこういうことを基本的にわかってない。“お約束”であるからこそ安心感があるんです。何かを見て楽しむときに“安心感”を楽しむってのは一つの楽しみ方です。とすれば彼らが批判すべきは“お約束の展開”ではなく、“お約束の展開”を楽しむという楽しみ“方”です。

9月・10月に行けば、ディズニーランドではハロウィーンイベントをやている=定番。そこにいつもと同じ色のパレードをやっている=さらなる定番→安心感です。エレクトリカルパレードのテーマ曲をTDLの夜に流れていたらなんだか安心しませんか?TDLに来た!!ってかんじしませんか?それと同じこと。いつもと同じ感じのハロウィーンを見て「あぁハロウィーンのTDLに来てるよ、おれ。」的な感覚を出させたいということでしょう。

と、話がそれたところで、本題のパレード。

まず曲。これが単純でとてもいい。昨年度からテンポが上がってノリが格段によくなったわけですが、今年はそれ以上に覚えやすくなってる。Pum Pum Pumpkin Party!!っていう単純な繰り返しがずっと頭に残る。覚えやすい上に、ゲストにやらせる手拍子とか簡単な参加ができるポイントが随所に用意されてるからとてもノリやすい。ブレイジングとかドナルドとか経験してそれなりに人をノらせるコツってのがわかってきたみたい。

そして展開がノーテンキ!!!美容と健康に優しいパンプキンて、、、てっきりプレショーだけの余興かと思ってたら全体のテーマだった。爆笑。ベータカロテンをショーモード中に連呼したときは「ゼログラヴィティで悩みゼロゼロ」を思い出した。たぶんこれと同じセンスだ。こういう笑うしかないノーテンキノリが最近増えてきていーかんじです。このノリを批判するってのはもう根本的な問題になるのでどうしようもないです。ハロウィーン終わるまでガマンしてください笑。

今回のパレードでは「パロディ」も一つのテーマとして置かれているようで、フロートのデザインなんかもけっこう良かった。最後のフロートとかね。歌詞でも「wish upon a pumpkin」って言ってるし。

こんな感じにいつものハロウィーンを同じな枠の中でやらなければならない中でベータカロテンっていう新しい「ワンアイディア」でまとめたのは巧い。よくやった。自分もいろいろ企画に関わっていた中で思うことはその「ワンアイディア」が優れている企画は失敗することは少ないということ。例えばブレイジングリズムなんかも「ワンアイディアショー」と言えると思う。「火が出たらみんなテンションあがんじゃねーの。」みたいな。たぶんそれだけですよ、元は。ただそれを思いつくってのが至難な業なんですけど。実際、成功しましたよね。(個人的にはあれは“エンターテイメント”として失敗だと思いますが)

ということで、今年は成功でしょう。


・ゴーストラジオライブ

いつからか忘れられていたトゥモローラントテラスステージ。個人的にはディスコディズニーが思い出のショー・・・と言ってもこれ知ってる人かなりコア説。んでロックからここのステージがスペサルイベントの一環として使われるようになったかな。そん時のレッツロックを見て思ったのは「あ、ディスコディズニーのノリが戻ってきてる。」ってことでした。

で、今回。そのノリは健在。ただコミックライブショーのはずなんですが、いまいちノリが悪い。たぶんラジオっていうコンセプトがいまいち障害である部分はあるんでしょうけど、もう少しいい構成でいけたはず。

何回もゲストを立ったり座らせたりするもんだからノリがその度に切れちゃってなんだか一気にノレるタイミングがなくなっちゃったため、煮えきらずに終わる印象。それだけゲスト参加のために取れる時間があるなら一回に集中させてしまった方が印象的かつ効果的。そのへんレッツロックのときはわかっていたらしく一回に集中させてました。それが正解でしょうきっと。流れに起伏を持たせたい気持ちもわからんでもないですけど、一回立たせて上で、座らせるってのはやっぱり萎えると思います。リズム・オブ・ワールドではダンス参加シーンでゲストを立たせた後ショー終了までゲスト立たせたまま終わらせました。あれがまぁ客のテンションと逆のことをしないってのが重要な気がする。その意味でゴーストラジオライブは逆のことをしていた。参加シーンで立たせて上がった客のテンションをその後座らせることで必要以上にテンションを落していたと言えると思う。あ、それからコミックライブの割にはギャグも。。。。まぁ個人差があるからこれはいいや。


とこんなかんじのTDLのハロウィーンでした。
って明後日で終わっちゃうし、このレヴュー意味ない説。


『ディズニーハロウィーンパレード』

パレード:★★★☆☆
音楽:★★★★☆
バカ度:★★★★☆
Over all:★★★☆☆


『ゴーストラジオライブ』

ショー:★★★☆☆
音楽:★★☆☆☆
ギャグ:★☆☆☆☆
構成:☆☆☆☆☆
Over all:★★☆☆☆


ちなみに。。。


『ブレイジングリズム2003〜2005』

ショー:★☆☆☆☆
音楽:★★★☆☆
構成:★★★☆☆
演出:☆☆☆☆☆
Over all:★☆☆☆☆