山野楽器で買った3枚のCD

ジャンヌ・ダルク 作曲:エリック・セラ
「THE PAGEMASTER」 作曲:ジェームズ・ホーナー
ガントレット 作曲:ジェリー・フィールディング

この3枚で1000円は安い。特にPAGE〜とガントレットなんかはおそらくレア盤のはず。出すとこに出せばそれなりの値段がつくんじゃないかなぁ。こないだディスクユニオン行ったらおれが持ってる100円くらいで叩き売られたCDが4000円(レア盤)とか書いてあってびっくりした。ちなみにその時、俺が買いたかったCDが3000円だ!!と思ってレジに持っていこうとしたら実は3万円で冷や汗をかきました。そのCDはクソレア盤だったらしい。


全部聞いたけれど、ガントレットが群を抜いてすばらしい。イーストウッドの70年代の映画のスコア。全編ジャズ。ジャズスコアってどんなんだよっていつも思ってたけれど、こんなんなのか。フツーにオサレなジャズじゃないか。かっこよすぎる。ジャズのアクションスコアとかいい!途中ラテンぽさが入ってきたりとか聞いてて飽きない。すばらしい。ジェリー・フィールディングいいね、初めて聞いたけど。これからいろいろ聞いてみよう。そしてジャズもまた好きになった。こんな風にいろんなジャンルの音楽に触れられるのが映画音楽のいいところだ。パット・メセニージェリー・ゴールドスミスの「アンダーファイア」で知ったし。


PAGE〜は最近元気のないホーナー。期待してた「マスク・オブ・ゾロ」の続編も試聴したら前作との変わりがわかんないので買う気がしない。ホーナーと言えば一般的にはタイタニックですが、個人的にはブレインストームが傑作だと思います。で、これは約10年前のファンタジームービーですがなかなか良い。いや、たしかにいつもの切り貼りなのは否めないけれど、今のスコアにはない迫力と勢いがあってよかった。でもブレインストームはもっと迫力あった。


ジャンヌダルクはつまらんスコア。もともと数合わせで買ったんだけれど、エリック・セラアンビエントな音楽を書く人なので(重々承知の上買ったけれど。)やはり聞いてて面白くない。中学生のころに映画を見たときはリュック・ベッソンの演出力もあいまってかとても迫力のあるスコアのように聞こえたのだが。おそらくセラは映画の雰囲気に合わせた音楽を書く人であってエモーションを表現する人ではないんでしょう。映画音楽なのだから聴いていて面白いけど映像に合ってない音楽より、聞いてて面白くないけど映像には合っているという音楽の方がいいに決まってるんだけど。一方で、ジョン・ウィリアムズジェリー・ゴールドスミスはこれらが両立されているから素晴らしいわけだ。(ただ、ウィリアムズは最近映像よりも聞くための音楽を作ってるような気がする。)このアルバム、ずっと流す分にはいいかも。(たまに重くなるけど。)しかし、最後の合唱の曲のパクリ具合はあからさますぎないか!?まんまオルフのカルミナ・ブラーナじゃないか。ちょっと萎え。(でもカルミナ・ブラーナ大好きだから許す。)


ガントレット:★★★★★
THE PAGEMASTER:★★★☆☆
ジャンヌ・ダルク  :★★☆☆☆
(映像と合わさると):★★★★☆