君はジンギスカンキャラメルの恐怖を知っているか。

ご当地ものってたくさんあります。ポッキーなんか各地にご当地限定の味があったりして、それを探すのもひとつの楽しみになってるんじゃないでしょうか。

今日食べたのはジンギスカンキャラメル。研究室の先輩が持ってきていました。

まず驚いたのはその豊かな発想力。それを買う先輩の心意気。ジンギスカンキャラメルを思いついた人にぜひ会いたい。その絶妙な思考の結びつきの原動力を知りたい。そして何より、ゴリラの鼻くそほどケレン味というかそれだけで笑いをとれる名前でもなく、うまそうでもないなんて、なんて中途半端なんだ。まだ「ジンギスカンを食った後に出てくるゲップの味」とか「ジンギスカンを食った後に出てきたうんこの中の消化されていない野菜の数々の味」のほうが買いたくなります。このスカトロめが!

ジンギスカンキャラメルを前にそんな思いをめぐらせつつ、ついにそれ(it)を口に運びました。無邪気な僕はただその味を信じて口に運びました。ママ、僕は間違ったことなんかしていないよね。

itと呼ばれたそのキャラメルは僕の口に入ってからというもの、その活動を開始しました。ほんの小さなその身体に隠されたとんでもないパワーは研究中の僕を打ちのめすには十分すぎたのです。

もちろん先輩はそのキャラメルの秘められたパワーを知っています。そこで僕は気づきました、試されているということに。降りかかってくる数々の試練を潜り抜けてこそ、真の男。そしてそれだけが研究室で生きていく道。僕がんばるよ、ママ。

「味はどう?」

きた。リアクションつぶしだ。リアクションを取る間もなくコメントを求めてくるとはなかなかの鬼畜プレイである。そこで僕は一発逆転の賭けにでた。




「うんこより風味がある味ですね。」



このスカトロめが!!