仮面の男

仮面の男
思い出したついでにレヴュー。
これも飲んでたお茶を噴出したいわくの一枚。だってどう聞いても、一曲目の構成がザ・ロックとおんなじだから。

映画はレオナルド・ディカプリオ主演でやった三銃士の続編的なもの。

一曲目を聞いて「あの」メロディー(ザ・ロック冒頭のエド・ハリスがスローで歩くシーンの曲。ああこれは名シーンだよ。)がでてきて、まず一噴き。次に「あの」アクションスコア(ザ・ロック冒頭のBC兵器強奪シーンの曲)がでてきてもう二噴き。噴出しすぎて目の前水浸し。ごめん言い過ぎた。

ハンス・ジマーはインタヴューで「ザ・ロックは私の作品ではなく、ニック・グレニー=スミスの作品だ。私はただメインテーマを2本書いただけだ。」と言っていますが、これを聞くとザ・ロックがジマーではなくニックの作品であることがわかります。

で、ニックの作品である仮面の男。えーっと、この後ショーン・コネリーのカーチェイスのシーンだっけ?え??これ史劇なの???みたいなかんじ。アクションシーンは特に。1曲目で現れる二つのモチーフを使う曲は全部ザ・ロック味。ひどいよこれ。

ただ、一部のヒロイックなテーマ曲とかジマー風味が少しだけ抜けているものがあって、それはなかなかよいです。宮廷音楽ちっくな曲もまたよい。なんだ、おまえちゃんとやりゃあできるんじゃねーか。でもなんだかランディ・エデルマン(特にドラゴンハートあたり)に聞こえるのは気のせいだろうか。。。

といいつつ、モチーフ多すぎだろ!!!こんなにあったらどれがどのテーマなのかわからんじゃないか。もうちょっと映画音楽勉強してくださいね。


『仮面の男』
音楽:★★★☆☆
映画音楽:★★☆☆☆
ハンス・ジマー度:★★★★☆
Over all:★★★☆☆