開くと思ったら開かなかった自動ドア

俺の友達でなんでもバカスカ当たるバカがいます。そいつを仮に小泉と名づけます。仮にというか本名ですけど。特徴といえば、松浦あやに似てるって言われてあやあやって言われたらキレるヤツでした。柔道部だからキレるとまじ悪質。まさに犬も歩けば棒にあたる、のごとく、小泉が歩けば肉棒にあたる、とよくささやかれていました。

ある日、学校に行くときに朝一緒に歩いていると、視界から急に小泉がいなくなりました。僕はつい小泉が宇宙人にアブダクトされたのだと思って見た目では心配しつつ、内心はどうやってテレビのインタビューに答えようか迷っていました。待ってろよ!東海林のりこ!!!

と思って後ろを向くと、うずくまっている小泉がいました。もうアブダクトから帰った来たのか!?行方不明になってくれないと東海林のりこが来ないじゃないか!!!!こうなったら俺がアブダクトしたかったけれど、それをやったらアブないのでやめることにした。(赤塚不二夫的ギャグ)

「どうしたんだ小泉!?ついににくヴぉうがにくヴぉうなのか!?」
と僕はつい公衆の場で先走った、いや、口走った。そうしたら小泉はこう答えたんだ。


「ついににくヴぉうにあたった。地球はもう滅びるしかない。」





こうして地球は滅びたのであった。