2005年度俺的映画ランキング続き

なんか今日寝てたらうなされてました。すっげーリアルな夢見たりして「どどどどどうしたんだ!?おれ!!」的な目覚めをした1日でした。なんじゃこりゃ。

ただ、もっとうなされたことは以前にもあって、あれはいつだっただろう、去年の梅雨あたりだったろうか、毎夜うなされて5時くらいに目が覚めてたことがありました。あんときゃ、たしか自分の所属してた組織がもめにもめてた時だったな。

なんかこの2005年に遣り残したことでもあったんだろうか、、、それが原因なんじゃないだろうか、、、と自分の今を思い返してみると。。。

あ、映画ランキング忘れてた(←バカ)


つーことで、再開、2005年度映画ランキング!!これがないと年を越せない。


とりあえず前回を振り返ってみましょうかね。

10位:交渉人 真下正義
9位 :オペラ座の怪人
8位 :ナショナルトレジャー
7位 :チャーリーとチョコレート工場
6位 :キングダム・オブ・ヘブン

こんなかんじでした。本編に入る前に個人的にはもう一個の別格映画を紹介。

【2005年の別格映画2:アイランド】
アイランド [DVD]
本ブログのレヴューはこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/dokodaka/20050802/p1

スターウォーズでもそうであったように、別格には別格な理由があります、当然。アイランドでは何が別格なのか。それは・・・

俺がマイケル・ベイのファンだから。

すいません、それだけ。いやー2年に一回のお祭りに文句言ってどうすんすか。たしかにマイケル・ベイ節が全開じゃなかったり、音楽がクソだったり不満はあるけれど、ファン(もはや信者)としてはマイケル・ベイってだけで評価したくなる。大型トラックチェイス〜空中バイクチェイスはファンには鳥肌モノ。だって、今現在の俺に最も影響を与えている映画は小学生のころに見たザ・ロックなんですから。これ、映画として純粋に見るなら水準以下でしょうな。

『アイランド』
映画:★★☆☆☆
音楽:☆☆☆☆☆
マイケル・ベイ:★★★★☆
Over all:★★★★☆


つーことで、上位5作品の発表にうつりまーす。


5位!


【5位:ティム・バートンのコープスブライド
ティム・バートンのコープスブライド 特別版 [DVD]
本ブログでのレヴューはこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/dokodaka/20051110/p1

7位のチャーリーに引き続き、ティム・バートン作品がランクイン。2005年は個人的にはティム・バートン解禁イヤーと言えるかもしれない。たった2作見ただけでなんとなく彼の作風だとかが理解できている時点で、やはり彼の個性・センスはオンリーワンなものだということがわかる。このコープスブライドティム・バートンのダークな世界、そして純粋な物語、ストップモーションアニメとどれもが魅力的でよかった。しかし、上映時間が足りないとかそういう意味ではないけれど、もう一つ押しが足りない。なんだか無難にまとめちゃったよ、これ。という印象。もうちょっと冒険してもよかったのでは。

ティム・バートンのコープスブライド
映画:★★★☆☆
ダニー・エルフマン:★★★★☆
スクラップス:★★★★★
Over all:★★★☆☆


次、4位!!


【4位:アビエイター
アビエイター プレミアム・エディション [DVD]
本ブログでのレヴューはあるけど、あんまり気に入ってないのでリンクはらず。

マーティン・スコセッシレオナルド・ディカプリオのコンビ最近作。スコセッシらしく緊張感が全編に張っていてテンポが速く飽きない映画。半生を描く映画ということで、それに対して中途半端だという批判が多い。しかし、この映画は半生で終わらしてこそ意味のある映画だった。ハワード・ヒューズが成り上がるころから映画は始まり、どん底に堕ちたところでこの映画は終わる。死んだところまでやったらこの映画の感想は「あぁたいへんだったんだねぇハワード・ヒューズって。」でしかないが、しかしこの終わらせ方はそうした感想を一蹴する。スコセッシの言いたかったところはハワード・ヒューズの波乱に満ちた人生ではなく「盛者必衰の理」であった。それにはやはり、あのタイミングで終わらせる以外に方法はないし、最高の終わらせ方であったと個人的には思う。そして、彼のナゾな人物像を理解する一つのヒントとして幼少期のフラッシュバックが何度かある。過去も有機的に現在と結びついていることを示していて好感。どっかの歌手の半生の映画に比べると雲泥の差だ。ただ、これといって抜きん出た特徴がないのが難点。それさえあれば上位にランクイン。ハワード・ショアの音楽はトラディショナルな音楽がたくさんあったので全く目立たず。

アビエイター
映画:★★★★☆
音楽:?????
メッセージ:★★★★★
Over all:★★★★☆


次、3位!


【3位:ターミナル】
ターミナル DTSスペシャル・エディション<2枚組> [DVD]
本ブログでのレヴューはこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/dokodaka/20050616/p2

厳密に言うと今年の映画ではないけれど、今年見たので勘弁してください。ごめんなさい。ターミナルはちっこい映画だ。スティーブン・スピルバーグヤヌス・カミンスキージョン・ウィリアムズトム・ハンクス。まさしく、ザ・ハリウッドなメンツが集まっているにも関わらず。基本的にはシチュエーションコメディだし、ドンパチもないし。しかし、見た後のさわやかな気分は特筆すべきものがあるだろう。また、スピルバーグの安定した演出もさることながら、特にトム・ハンクスの演技とジョン・ウィリアムズの音楽に喝采を送りたい。この二人がこの映画をA級にした、と言っても過言ではないだろう。ただ、オチの扱いが残念。余計なことに時間を割きすぎ。オチのフリを最初から丹念に描いていれば最後はもっと感動できたことだろう。

『ターミナル』
映画:★★★★☆
音楽:★★★★★
トム・ハンクス:★★★★★
Over all:★★★★☆


次、2位!!

【2位:キング・コング
映画『キング・コング』オリジナル・サウンドトラック
本ブログでのレヴューはこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/dokodaka/20051228/p1

昨日書いたのは実は今日のためだったりするキング・コング。大本命だったけれども惜しくも2位。その原因はレヴューにも書いたとおり、ロード・オブ・ザ・リングでしかなかったこと。そのおかげで新しい驚きだとか、鮮烈な印象というものをこの映画に対して持てなかった。しかし、すばらしい映画であることには変わりない。2005年ではリマーカブルな映画の一つと言えるだろう。ジェームズ・ニュートン・ハワードには個人的にはジェリー・ゴールドスミスの「エアフォースワン」以来の「スコア早書きそして完成度が高かったで賞」をあげたい(ゴールドスミスは3週間でスコアを書き上げる。完成度はキング・コング以上)。よくやった!

キング・コング
映画:★★★★★
音楽:★★★★☆
コングの切なさ:★★★★★
脱却(進化)度:★☆☆☆☆
Over all:★★★★☆


そして栄光の第1位!!!!


【1位:宇宙戦争
宇宙戦争 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
本ブログでのレヴューはこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/dokodaka/20051112/p1

壮絶。その一言に尽きる。この恐怖と地獄絵図は他の映画の追随を許さない。全編に漲る緊張感は見終えた後には疲労感を覚えるほど。本当にすごい映画だ。この映画を見ると如何にスピルバーグの映像センスが卓越しているかがわかるし、如何に他の監督がダメかということがわかる。あれだけのビジーな映像の中で見せなければならないポイントをしっかり余すところなく見せている。アマゾンのレヴューでは賛否両論わかれているし、もちろん否定派の意見もわかる。でもね、こんだけすごい映像を創れて、そしてこれだけの恐怖を演出できる監督、そういません。ある意味でスピルバーグは映像表現の頂点をこの映画で極めたと言ってもいいかもしれない。ジョン・ウィリアムズの音楽もスピルバーグの求めている世界を完全に表現。ターミナルの後にこれを聞けば同じ人の作品だとは思えないと思う。しかし、これこそがジョン・ウィリアムズの底力であり、巨匠と呼ばれる所以である。知り合いに話したら「これを映画として認めちゃっていいんですかね。」だってさ。うん、たしかにそう思う。けどそんなことも言えなくなるくらいのパワーがこの作品にはある。ほら、そんなクソ映画見てる暇あったら、これ見なさいよ。絶対見るべき。


宇宙戦争

映画:★★★★★
音楽:★★★★☆
音響:★★★★★
怖さ:★★★★★
映像:★★★★★
演出:★★★★★
ストーリー:★★★★☆
Over all:★★★★★


以上が今年のランキングでした。今年も人生を左右するかもしれない大傑作には出会えなかった。残念。しかし、でもいい出会いはたくさんあった。来年もきっといい出会いがあるはず。楽しかったよ2005年。ありがとう2005年。

今のところ、スピルバーグの「ミュンヘン」とJ・Jエイブラムスの「M:I−3」が俺的2006年期待の新作。これ以外にもたーくさんの作品が公開されることでしょう。傑作があることを期待してこのエントリを終えたいと思います。それでは!