24シーズンⅣを見る。

24 -TWENTY FOUR- シーズン4 DVDコレクターズ・ボックス

TSUTAYA半額の期間でかつ24が新作でないとき、我が家はその期間が24ウィークになる。 そして運命の日は訪れ、24ウィークが始まった。

こないだザ・グリッドのレヴューで内容をこきおろしたけど、24を見て思ったのはやはり24は別格だということ。この緊張感と展開の意外性に勝る作品はそうないと考えていい。

やるだけのことはもう今までの3作でやっちゃったんじゃないかって思っていたけど、今回は今までのシーズンとは違う手法をとってきた。24は意外性のある展開が命なので、ここに全てを書かないけど、一つ一つの事件を追う時間が短いので流れ作業のごとく事件を処理していく。今までは一つの事件から派生する事件を追い続けるというかんじだったので、考え方を変えてきたな、というかんじ。

細かいことを言えば、24は展開がかなりおおざっぱだし、荒削りでツジツマが合ってない箇所もチラホラ見えるけど、それを24に言ってしまうのはヤボだ。あの勢いと緊張感を他のドラマでできていようか。映画でさえ成しえてないことを軽々とドラマでやってしまう24はやはり凄い。

ただ、シリーズも4つめになってきて、多少展開がワンパターンになってきたのも事実。僕も何度かその後のありえない展開を予測できてしまった。「ここ絶対向こうから攻撃が来て重要参考人死ぬよな。」「ここで捜査官以外が死んで捜査官が拉致されるな。」ほとんど当たってしまったのがうれしい反面残念。

楽曲は今までと比べて特に進化はなく、全て打ち込みのチープなサウンドながらも重厚感を出していて好感触。ドラマの緊張感を高めていたよくできたスコアと言えるだろう。24のテーマ以外にわかりやすいモチーフがあったりして、それもなかなか機能していてすばらしかった。

シーズンⅣが最高傑作という人もいるけど、やはり最初に見た衝撃に勝るものは個人的にはなくてシーズンⅠには勝らないかなと思ってしまった。でもⅡと同等かそれ以上のデキかと思われます。Ⅲは論外。余計に人が死にすぎ。



24見終わっていつも思う。
「うーん、、、どんな話だったっけ?」
あまりに展開が早い&事件が多すぎでほとんどのことを覚えてない。だからもっかい見たいけど疲れるから見たくない。ああこのジレンマをどうにかして。


こうして長い長い1週間は終わったのである。

This is the longest week of my life...


24 -TWENTY FOUR- シーズンⅣ』

ドラマ:★★★★★
音楽:★★★★☆
緊張感:★★★★★
衝撃度:★★★☆☆
事件の数:過去最大
Over all:★★★★☆