アンプ、買っちゃった。

SONY TA-DB790 マルチチャンネルプリメインアンプ

思えば立体サラウンドなんてのはプレステ2が発売されたときに勢いで買ってしまったアンプとスピーカーからの付き合いになるわけだから、もう6年にもなる。その間にはスピーカーをSONYのショボいスピーカーからB&Wのそれなりのスピーカーに変えたり、プレーヤーをSACD対応にグレードアップしたりと、いろいろなアップグレードを行ってきた。

最後に残るは、アンプ。アンプはDENONの当時定価3万くらいのヤツで、機能的にも音的のもそこそこなヤツで、まぁ価格帯を考えればそれなりというか十分なかんじだった。しかし、今やスピーカーはB&Wなわけで、3万のアンプ(しかもAVアンプ)がB&Wのスピーカーをしっかり鳴らせるかといわれると、そこはかなり疑問が残っていたのだ。

しかし、今の時期、AVアンプ・テレビ・HDDレコーダー(地デジ対応に限る)を買うのはしょーじきバカだ。もう一回言う。バカ。

というのも、地デジとBlu-rayHD-DVDの動向次第では全く使えない代物に化してしまう可能性があるからだ。しかも、今現在、Blu-rayHD-DVDは規格策定の真っ最中だ。

細かい説明は省くけど、まず地デジの画質をそのまま保存しようと思った場合、現行のDVDでは容量足りないし、画質の方式自体が違うので無理。だからHD-DVDBlu-rayが一緒になっているHDDレコーダーの発売を待つほかない。したがって、今地デジ録画のためにHDD&DVDレコーダーを買うのは時期早尚。

テレビは、映像出力/入力端子であるHDMI端子が付いていなければ、もしかしたら保存した地デジの映像が見られないかもしれない。あと、せっかくのハイヴィジョン画質で保存したヤツを、ハイヴィジョンで見られない。さらにプラズマや液晶ではない第3の薄型テレビSEDの発売が待ち構えてるわけで、画質の荒いプラズマと激しい動きに弱い液晶(それぞれ少しずつ改善されてるけど)以外の選択肢が出てくるのを待つべき。したがって、テレビを買うのも時期早尚。

さらに、Blu-rayHD-DVDの登場に合わせて、DolbyとDTSから新しい音声圧縮規格が発表されている。これが現在発売されているAVアンプには一切付いていない。一応上位互換はあるらしいけど、せっかくだからその恩恵を受けたいじゃん?ということで今AVアンプを買うのは時期早尚。


ただ、年末。僕は親父とHDDレコーダを買う買わないで議論したとき、こう言われた。

「あくまでつなぎと考えろ。それで安いのを買って、規格が落ち着いたあとにちゃんとしたのを買えばいい。」

なるほど。そういう考えもあるな。ということで僕は折れて、地デジ非対応の安いHDDレコーダを買った。

今回のAVアンプもその思想に基づいていて、リンク先のアマゾンだと6万近い値段で売ってるけど、近所の電気屋に行ったら、セールで3万弱で売ってた。(値切ったからもっと安かったけど)

そんときちょうどというか僕の誕生日だったわけで、せっかくだから自分への誕生日プレゼントということで買っちゃおうじゃないかってことで買った。


しかし、使ってみて思うけど、このアンプ音キレイだ。7万クラスのアンプで、しかも買った値段が2万強でこの音が出るなら大大大満足。特にアナログで音を出すときなんかは今までにない音でスピーカーが鳴ってくれるので、ああなんて今まで宝の持ち腐れだったんだと、B&Wに土下座したい気分だ。ごめん。

また、サラウンドも申し分なくて、特にこないだ買った(これもセールで2000円弱だった)宇宙戦争の冒頭の大破壊シーンはびっくりするくらいの音が出て、家のトイレのドアがゆれてたって母親に怒られたくらいだ。


うん、いい音に囲まれて暮らすって、幸せ。