ディズニー・ドリームス・オン・パレード“ムービン・オン”

TDLの20周年はそういえば高校の終わりのころに始まったことを思い出した。そっから浪人生活へと突入したので、20周年はさほど自分の中で盛り上がっていた記憶はない。まぁ、内容的にも個人的には20周年は失敗だったと思うので、印象に残っていないのもしょうがない気がする。

20周年トップで始まったのはドリームス・オン・パレードとシンデレラブレーションだったわけだけど、とにかくシンブレはどうしようもないショーでさっさと内容を変えるかしてほしい(あのイルミネーションはよいからこそあの戴冠式の内容を早く差し替えて欲しい。)。

ドリームス・オン・パレードの方は、シンブレと違ってなかなか優れたパレードだった。というかデイパレードは個人的には嫌いで、今まで好きになったデイパレードがなかったのだけど、このドリームス・オン・パレードだけは気に入った。

ショーモードもよかったんだけど、何よりフロート1台ごとのデザインが優れていて見ていて飽きなかったのが一番大きな原因だろう。


しかし、一つだけ残念なことがあって、それは音楽のデキの悪さだった。パレード、特にデイパレードはノリが最も大事な要素の一つである。いろんなキャラクターが行進していくのだから、行進できるようなリズミカルな曲でなければならないのは言うまでもないことだ。その点、ドリームス・オン・パレードの前の100Years Of Magicはとても優れていたんじゃないかなぁと思う。

ドリームス・オン・パレードと100〜は同じ作曲家なのだけど、ワンマンズ・ドリーム2と合わせて聞いてこの人も終わったか、と思ったものだった。


そして、今回マイナーチェンジを遂げたドリームス・オン・パレードだけど、最も大きな変化は曲の差し替えだろう。(というより他はフロートの順番しか変わってない。)

今回の曲は非常にテンポもよく、ノリがよい。そしてリズミカルだ。そう、これこそがパレードの曲だよ!ドリームス・オン・パレードのあのもっさりした曲はおおよそパレードの曲とは言えないよ。

ということで、今回の変化を嫌う向きもあるけど、僕としては評価したい。パレードらしくなったドリームス・オン・パレードは、何度見てもいい。


『ディズニー・ドリームス・オン・パレード“ムービン・オン”』

音楽:★★★★☆
Over all:★★★★☆