レジェンド・オブ・ミシカ

わかりにくいけどミシカ

東京ディズニーシーは7月14日から5周年のイベントがはじまるけど、一足先にいろいろと見てきた。

で、メインショーであるこのレジェンド・オブ・ミシカ。
作曲者がバック・トゥ・ザ・フューチャーのアラン・シルベストリだったり、ショーディレクターが有名な人だったりと僕を期待させる要素がかなり多くあるのもあって、ワクワクして待っていた。

東京ディズニーシー・レジェンド・オブ・ミシカ
で、今日ひょんなことから急遽ディズニーシーに行くことになり、これを見ることに。

感想。


造形と音楽があばい。


でもスケールがでかすぎてとりあえず情報の処理が追いつきませんでしたよ。(なんだこの感想)

だから適当な感想ってヤツをまだ巧くまとめられる段階にないと思うんだけど、とりあえずフロートのデザインと音楽のデキはあばいということだけは言える。

見る場所によって感想がとても左右されそうな気がするこのショーだけど、僕が見た場所はあまりよくない場所で全体の動きとかが見えなかったけど、「でかくてすげぇ」という感想は口から出てきた。

ただ、非常に残念なのが、もう“一押し”がなかったこと。なんかフロートをががぁっと出して「どうだ!?すごいだろ!?」で終わってしまうのがほんとに残念。フロートが出揃ったところで、もう一個強大な衝撃があると、このショーはレジェンドになっていたんだろうけど、それがないのでレジェンドではなくなってしまっている。ほんとに残念。ってか、ライブショーの醍醐味っていうのはステージ上で何かをすることなんじゃないかなと個人的には思うわけで、登場だけで終わってしまうのは個人的には違和感が残ってしまう。(こういう考えだからエレクトリカルパレードみたいなショーを好きになれないんだと思う。)

なんていうかフロートの入場っていうのは一気にすることはできないんだから、あそこの音のタイミングでの入場キッカケというのは少し無理のある演出だった。下からせりあがるとかならあの音のタイミングでは完璧のように思う。(僕としてはそれを予想してたんだけど。ただテクニカル的に無理がありすぎる。)

比べる対象として間違っている気もしなくもないけど、ブラヴィッシーモの方がショーとしての醍醐味がわかってる演出なんじゃないかなって思った。

バック・トゥ・ザ・フューチャーでお馴染みのアラン・シルベストリの音楽は完璧に近くて、彼が扱える音楽のバリエーションというのはここまで広いものかと感心してしまった。思えば彼の作るポップスは聞いたことがなかったからね。オープニング付近のオーケストラアレンジは震えが出るほどかっこよく、彼の持ち味であるところの金管の使い分けが本当にかっこよかった。
シルベストリのファンなら、今作は久々に彼のオリジナリティが発揮され、元気に活躍しているスコアなので必聴だと思いますよ。


『レジェンド・オブ・ミシカ』

ショー:★★★☆☆
音楽:★★★★★
造詣:★★★★★
演出:★★★★☆
でかさ:★★★★★
Over all:★★★★☆