4回目を見たわけじゃないけれど。

また、あの世界に浸りたくなってきちゃったよ。

一つだけ、ずっと書こうと思いながら書き忘れていたことなんだけど、
ベイのファンとしてはクライマックスの発炎筒にはニヤりというかやっぱり燃えますわな。

マイケル・ベイで発炎筒と言えば、ザ・ロックのあのシーン。
I got the green smoke!→あのメインテーマ、
らへんは編集と音楽がよくできているので、何度見てもかっこよすぎる。
何回も見たせいか、このシーンは既に脳内再生が可能。
でも、結局ミサイル撃たれながらもニコラスケイジが無傷なあたりが、
マイケル・ベイの甘さであり最大の弱点で、批判されるところなんだろうな。
マイケル・ベイとしては間違いなく、戦闘機と悲劇的なシチュエーションと
叫ぶニコラス・ケイジのアップからアルカトラズの全景にアウトする絵が最初に浮かんで、
どうしてもそれを実現させたかっただけなんだと思います。
結果的にかっこいい映像は撮れてるんだけれども、
別にかっこいいだけでそれ以外の何物でもないことはたしか。
しかもかっこいい、なんてのは時代の趨勢で移り変わっていくものだから、
普遍的な価値なんかは「かっこよさ」には存在しない。
だからマイケル・ベイへの批判・嫌悪っていうのは、
そうした一過性のものでしかないものを作っていることに対してが
ほとんどなんじゃないか*1と最近では思ってます。

僕としては普遍的な価値のある映画も、
一過性の「同じアホなら踊らにゃソンソン」的な映画も両方あってこそ、
双方の価値が改めてあぶりだされる、という考えをしているので、
マイケル・ベイジェリー・ブラッカイマー*2は、“必要悪”ともとれるかもしれない。
と、それっぽく書いてみたけど、まぁ単純にマイケル・ベイが好きなだけな僕です。

*1:日本人としてパール・ハーバーのむちゃくちゃな描き方に怒りを覚えている人も多数みたいですね。

*2:監督とプロデューサーを同列に並べるのもどうかと思うけどスタイルとしては一緒なので。