本質を突く質問。

今日、ゼミの教授からいきなり僕宛に質問が来ていて焦った。
詳しく内容はかけないけど、内容は僕が以前所属していたゼミに関することで、
アメリカのベンチャーと対比をして、その研究会のプロジェクトと何が違うのか?という質問だった。

そして先生はこの後にこう続ける。


「端的に言えばなぜリスクマネーを吸引しないのか?できないのか?」

一瞬、何を言わんとしているのか僕には分からなくて、
あと、先生からの質問ということで軽く返せないこともあり、
1日中このことについて考えていたんだけど、
回答を考えれば考えるほど、僕は恐ろしくなってきた。

なぜなら、この質問、その研究会のプロジェクトの最大の弱みを一突きに突いていたから、である。

普段から話していても先生の理解はすさまじく早くて、恐ろしいくらいに頭がいい人なのだけど、
さすがにこの質問にはははーっというかんじで、もはやぐぅの音も出ない。
結局この質問というのは2つの対比を明らかにするだけでなく、
プロジェクトの現状を知るにはこれ以上にない質問だった。

よく質問力、という風に形容されるけれども、
質問力こそ、真の頭のよさのような気もする。
なかなか形容しがたいんだけど、ある問題を要素に還元したときに、
その中で要となる要素を抜き出し、かつそれの多くを網羅できるひとつのことを質問することが、
本質を突く質問と定義すればただでさえ説明がこんなに複雑なのに、
これを頭の中で一瞬でやるってんだから相当あたまよくねーとだめってこと。


久々に感動するくらい頭いい人に出会ったわ。まじで。